春ですね~。一気に気温も暖かくなり、東京でも桜が満開になりました。ところが昨日は花冷えで2月の陽気に逆戻り。そして今日はまたうって変わってぽかぽか日和。。。このところお天気には振り回されっぱなしです。
海外の方は花冷えってなに?と思われるかもしれませんね。この時期、気温が上昇して桜が開花した後に再び寒冷前線が訪れ、気温がぐっと下がります。毎年起こるこの現象を、日本では花冷えと呼んでいるのです。寒いのはちょっと困りますが、冷たく冴えた空気の中で見る夜桜もなかなか見事でまさに風流といったところです。(勉強になった?)
3月、東京のアクティビティは年度の区切りを迎え、こども達とは締めくくりの挨拶をしてお別れとなりました。
最後のアクティビティでは一年間の活動の記念にメッセージボードをつくりました。チェキで写真をとって、色画用紙をいろんな形に切り取って、パンゲアの感想や他の拠点のこども達へのメッセージを書いて、ぺたぺた貼りつけて。。。。それぞれの拠点らしい、にぎやかなボードが完成しました。
またパンゲアやりたいな。
パンゲアさいこー!
今まで話したことのなかった友達と仲良くなれてよかった。
次の学年になってもパンゲアやるぞー!
ひとつひとつの言葉や写真から、これまでの楽しかったシーンが胸の中をたくさんよぎります。ああ、ここにはとても書ききれない。
最後の日、それぞれの拠点でとても印象に残ったこどもの言葉がありました。
「私たちね、パンゲアないときでも毎日パンゲアの話してるの。だからあの子がどんだけパンゲア好きか、私はわかってるから、代わりにメッセージ書いとけばだいじょうぶ!」(荻北にて。最後の日、お休みしてしまった友達の代わりにメッセージを書きながら)
「すっごく、楽しかったので、つぎの学年になっても、ぜったいに、パンゲアに来ます」(渋谷にて。いつもは節目がちな彼がめずらしく、私の目をまっすぐ見ながら慎重に言葉を選ぶようにゆっくりと、そしてはっきりとした声で語ってくれました)
そう、またみんな会えるからね。5月の再開を楽しみに待っててね!
こども達側の事情で参加できなくなることももちろんあります。中学受験の準備で土曜日は塾通いが始まったり、おうちの事情で区外に引っ越してしまう子もいます。
でもたとえパンゲアを離れても、枝さんが言うように、心の中でつないだ手の記憶はきっと一生消えることがないはずです。
それを信じて続けること。それが私たちの活動のすべてだと思っています。
山崎 麻里子