2007年12月10日

 Dec 07 Newsletter: パンゲアリング 門脇恒平さん

今月は、同志社大学の大学院生で、いつも京都村の技術リーダーを務めてくださっている「かどっぺ」こと門脇恒平さんからのメッセージです。



 はじめまして!パンゲア技術ボランティアの門脇恒平です。パンゲアでは、 「かどっぺ」と呼ばれています。23歳です。よろしくお願いします。

 私は今、京都にある同志社大学の大学院生として、コンピュータネットワー クに関する研究を行っています。 先日の3拠点Webcamアクティビティでは、た くさんの方々のサポートにより、京都側の技術リーダー(TL)という大役を勤め させていただきました。 今回は、私が3拠点Webcamアクティビティを通して感 じたことを書かせていただきたいと思います。

 私は今まで、ネットワークの一番大きな役割は、物理的な距離を縮めること で離れている場所や人同士をつなぐこと、であると考えていました。 今回の3拠点Webcamアクティビティでも、 京都・ソウル・ウィーンという異な る国の離れた場所に集まったこども達が、Webcamを通じて出会い、コミュニケ ーションを行い、楽しく遊んでいました。

 ただ、今回のアクティビティを通して、ネットワークの役割は物理的な距離 を縮めることだけではない、ということに気がつきました。アクティビティで はこども達が、国による挨拶・名前の違いや色から連想するものの違いを発見 し、お互いの文化の違いを意識している様子を見ることができました。その様 子を見ていると、お互いに相手の文化を理解し、その上でコミュニケーション を行うことによって、実は物理的な距離だけではなく「心」の距離も縮めるこ とができているのではないか、と感じました。心の距離が縮まることによって、 異なる文化を持つ相手に対する不要な偏見などが無くなっていくのだと思いま す。

 私は、人と人の間の物理的な距離・心の距離を縮めることができるネットワ ークの技術、そしてパンゲアが大好きです。これからもいちボランティアとし て、アクティビティの技術的なサポートやパンゲアネットの開発などを通して、 世界中のパンゲアのこども達ができるだけ楽しく繋がりあえるようにお手伝い をさせていただきたいと思っています。よろしくお願いします。

門脇恒平

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター , 4. パンゲアリング