2008年02月21日

 アートに対するメッセージがこども達への支援に!

パンゲアが採択された「Kids in the Arts(キッズ・イン・アート)」のスポンサーであるUBS証券会社のサイトで面白い試みが開始されています。
アートについてのメッセージを投稿するだけでパンゲアに寄付をすることができます!
もちろん費用は一切かかりません。
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『あなたのメッセージがアートになる。
子どもたちへの支援になる。』


「あなたにとってアートとは?」というお題に答えるメッセージを投稿すると、UBSがその投稿数に応じて、芸術文化を通じて子どもたちの成長を支援するNPO団体(パンゲア)に寄付をするサイトが2月18日にオープンしました。アートを通じた社会貢献活動に参加していただけるよい機会ですので、是非メッセージの投稿にご協力をお願いいたします! (UBSサイトより許可を得て転用しています。)
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方法はとても簡単です。
下記サイトにアクセスをして、アートに対するメッセージを投稿すれば、そのあと寄付をしたい団体を聞かれるので、「パンゲア」の選択ボタンを押すだけです。
費用は一切かからず、UBSよりパンゲアに寄付されます。

http://www.artcollection-japan.ubs.com/

期間限定のサイトです。
投稿の際には、メールアドレスやIDの入力など一切必要ありません。
この機会にぜひ皆様のお力をお貸しください。お知り合いにもぜひお声掛けください!



投稿者 kumakinoko | 8. 一般 | 固定リンク

2008年02月08日

 三重県・国際教育推進プラン第2回地域連絡協議会開催

本日、三重大学にて、「国際教育推進プラン」の平成19年度第2回地域連絡協議会が開催されました。 この協議会は津市教育委員会が主催し、三重大学・協力小中学校の先生方、地元協力企業のイーラボ・エクスペリエンス等が集まり、本年度の取り組みと来年度の計画について話し合いがもたれました。
それぞれの立場・観点から活発な議論がなされ、中でも協力小学校の先生から大変嬉しいお言葉をいただきました。ここにご紹介させていただきます。

 ・パンゲアの活動に参加するようになり、こども達の学校での態度が変わってきた。
 ・これまで自己中心であった子も、相手を意識できるようになった。
 ・おとなしい子もだんだん自分の存在感を出せるようになった。
 ・人前で発表ができるようになった。
 ・学校では元気が有り余った子も、力を発揮できる場所を与えてもらっている。
 ・大学生のファシリテーターとの関係もうまくいき、毎回会えるのを楽しみにしている。
 ・保護者からも変わったと嬉しい報告をしてくれた。

など、パンゲアの活動を通じて、こども達の変化を教育現場の先生方から直接お伺いできたこと本当に嬉しく思いました。(会議中、涙が出そうでした。。)

三重県での活動は、三重大学・津市ALTが中心となったボランティアスタッフ、毎回熱心にご見学に来られる先生方に支えられ、こども達にとっていい居場所作りができています。今後はこのモデルにならって、より多くのこども達が参加できるよう世界で展開していきたいと思います。ご興味のある方は、ぜひパンゲア事務局()までご連絡ください。

(なお、本プランに関しては、当ブログ記事「平成18年度国際教育推進プラン」「三重でのアクティビティが始まりました」にも掲載されています。)

投稿者 kumakinoko | 7. 研究開発 | 固定リンク

 Feb 08 Newsletter: 理事長便り パンゲア理事長 森

みなさん、こんにちは。

 先月の理事長便りでケニア情勢についてお伝えしましたが、一ヶ月経った今 もまだ情勢は落ち着かず、ユネスコケニアとも協議の結果、2月半ばに予定さ れていたKisumuにおいてのパンゲア開始を延期することを余儀なくされました。 アフリカユニオン議長、アナンさんが仲介をし、なんとか事態の改善にあたっ ておられる様ですが、なかなか厳しいようです。そんなこともあり、今月の活 動では参加しているこども達にケニアの状況を話し、活動も今は中断している ことを伝えました。そしてみんなでケニアに絵文字で応援メッセージを送るこ とにしました。絵文字でメッセージを書く前にこども達が互いに何を描こうと 相談しているのが聞こえてきました。「『死なないで』って描こうと思うんだ けど」「でも死っていうのを絵文字にするとそれ見て悲しくなるかもしれない よ」 

 また、お正月にニュースでケニアの暴動の報道を見て「あ!ケニアだ」と心 配になっていたという子もいました。遠い国で起きている何かではなく、自分 達と一緒にパンゲアをやってる子が大変な目にあっているかもしれないと思い やるその気持ちこそがまず第一歩です。多くのメッセージを現地のJane(パン ゲアアフリカ代表)に届けます。


 今月に予定されていたケニアへの出張は見送られることになりましたが、ヨ ーロッパへは予定通り行きます。3月にはウィーンのこども達と三重のこども 達がWebカメラでつながります。最近はWebカメラのアクティビティもずいぶん 慣れてきて、準備も以前ほど大変ではなくなりました。一日も早いケニアの再 出発を祈っています。

 今月のパンゲアリングは、三重県津市でALT(外国語指導助手)をされている、 オリアナ・ガッタさんです。彼女にはいつも三重大の活動にファシリテーター としてご参加いただいています。

では!

森 由美子

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター | 固定リンク

 Feb 08 Newsletter: パンゲアリング オリアナ・ガッタさん

今月は、三重県津市でALT(外国語指導助手)をされているオリアナ・ガッタさんからのメッセージです。



 はじめ津市教育委員会で私のアドバイザーをして下さっている方からパンゲ アプログラムについて耳にした時は、正直、私にとって、そしてこども達にと って、ここまで前向きな経験ができるプログラムだったなんて、ちょっと想像 できませんでした。でも実際に参加してみたら、アドバイザーの方や森さんに はお伝えしたのですが、パンゲアへの参加が日本滞在中での最良の経験の一つ になりました。

 パンゲアではとても熱心にきめ細かく準備をして、その大きなミッションを 現場で体現しています。こういったパンゲアでのプログラムの組み方や実施手 法は、 他の多くのNPOの方々や国際交流活動をされている方々も参考になる点 が多くあると思います。

 パンゲアはこども達それぞれの個性を大切にした上で、他のこども達への興 味を自然に引き出しています。こども達の創作物は全て他の参加者との「つな がり」を育む役割を担っています。なので、こども達は心から楽しんでいるし、 同時に集中して真剣に参加しています。パンゲアでは、こども達が新しい人た ちや新しいアイデアに対してポジティブに接することが出来るモデルを提供し ています。またファシリテーターの方々も、こども達のアクティビティでのや りとりを自然な形で注意深く見て、臨機応変に対応する、ということが実践で きていてとても感心します。

 より多くの人たちが、この素晴らしいアクティビティに参加できるチャンス ができるといいなぁ、と思います。これからも世界にどんどんパンゲア拠点が 新設されて更に広がっていくことを願っています!

オリアナ・ガッタ

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター , 4. パンゲアリング | 固定リンク