2008年06月22日

 東京でファシリテーター講習会を実施しました

本日、東京でファシリテーター講習会を実施しました。今回は、パンゲアネットや、こども達が触れるワークシートなどの開発に携わっていただいたメンバーや、関東へ移動された元京都のファシリテーターにもご参加いただきました。もちろん懐かしい再開だけではなく、新たな希望者にもご参加いただき、有意義な4時間の講習会を終えることができました。また来月以降の活動が楽しみです!
今年になって、4月に韓国と京都、5月に三重、6月に東京と4箇所で講習会を実施しました。パンゲア公認のファシリテーターも延べ100人を超えました。これからも皆さんと一緒にこども達のつながりを感じられる環境を構築していきたいと思います。

はなぷう こと パンゲア事務局長 花田武和


投稿者 kumakinoko | 1. アクティビティー報告 | 固定リンク

2008年06月04日

 [告知] 京大の公開講座で講演します!

6月17日(火曜日)16時30分~18時30分に京都大学の学術情報メディアセンターにて
学術情報メディアセンターセミナー
「フィールド情報学における質的研究の探究 -理論と実践-」

が行なわれます。この中で「異国間の遠隔協調活動における質的研究の可能性 ~パンゲアによる異文化交流活動から~」という題目で私が講演させて頂く予定です。パンゲアアクティビティ実践のフィールドについて分かりやすく事例紹介していこうと思います。

一般公開型セミナーですので、興味のある方は是非とも足をお運びください!セミナー後には懇親会もあります。



京都大学の学術情報メディアセンターセミナーは、今年度からパンゲアアクティビティの実施拠点のひとつとなっていて、早速こういったかたちで学術的な係わり合いも出来ることになり、嬉しく思っています。
一緒に発表する研究者の辻高明さんは、毎回京大でのパンゲアアクティビティに見学者・研究観察者の立場で参加してくださっています。パンゲア現場の観察を通して、フィールド情報学としての質的研究を今後一緒に進めていけたらな、と思っています。

投稿者 toshi | 7. 研究開発 | 固定リンク

 Jun 08 Newsletter: 理事長便り パンゲア理事長 森

みなさん、こんにちは。

 ゴールデンウィークが始まってからアムステルダムより帰国。そのあと東京 とソウルをつなぎ、Webcamアクティビティを実施しました。そしてなんとその 模様がソウルのユネスコMizyセンターの手により、すばらしいビデオになりま した。パンゲアのブログから見れますので、是非みんな見てください。ソウル の参加者の親・参加者・ファシリテーター・Mizyのスタッフみんなの声も入っ ています。とにかく子供たちの興奮が見ていて伝わってきます。日本に対して あまり良い印象を持っていなかった参加者も、日韓がそれぞれ同じ色のチーム になると力を合わせ、ゲームに興じる中、互いの嗜好や文化を垣間見ることも できました。ソウルのファシリテーターが実施後の多言語コミュニティサイト (言語グリッド使用)で、「本当に"つながり"を感じることができました。」 とのコメントを残してくれました。今回のアクティビティは、マイクロソフト の助成金によって完成することができました。

 その翌週は三重大で新学期の活動がスタート。そしてファシリテーター講習 会には15人もの参加がありました。多くは今年入学した大学1年生達。とて も元気な男子。講習会のあと、アクティビティを実施。2ヶ月ぶりのパンゲア に

ちょっと興奮状態の子も見受けられましたが、途中でスイッチが入り、ビス ケットを使っておもしろい作品を作り上げていました。三重大のトランプ作り では好きな遊び場がなんと砂浜。大学の横が海なのです。カメラを持って海岸 までいき、実際に遊んでいる様子(砂山作りなど)もナイスショット!今年も 元気いっぱいの拠点になりそうです。

 東京でのファシリテーター講習会は6月です。もうすでに受けた人にもまた 新たな情報が入っており、スキルアップを図れます。お時間の合う方は是非参 加してくださいね。

 今月のパンゲアリングは、オランダのアムステルダムの中央駅近くにおしゃ れなオフィスがあるメディアギルド所長のアンドリュー・バレンさんです。最 初にお会いした瞬間から、パンゲアのやりたいことを全て瞬時に理解してくだ さり、我々がヨーロッパのオペレーションをオランダに持っていこうと思うき っかけを作ってくださったとってもおしゃれな方です。

ではまた!

森 由美子

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター | 固定リンク

 Jun 08 Newsletter: パンゲアリング アンドリュー・バレンさん

今月は、オランダのメディアギルド所長のアンドリュー・バレンさんからのメッセージです。




 確固としたヴィジョンがなければ、どんなに素晴らしい活動も前進させるこ とは出来ません。その点でパンゲアのヴィジョンは壮大極まるものだと言える でしょう。 YumiとToshiに最初にお会いした時、誤解と互いへの不信の上に起 こってしまった惨劇の残骸から着想されたというパンゲアの話を聞き、私はす っかり心を奪われました。しかしながらそれ以上に感銘を受けたのは、国境や 文化の違いを越えて理解しあえる、という人間性に対する彼らの強い信頼と、 そのヴィジョンを成し遂げるために世界の大陸を飛び回り、数え切れない程の 面倒なお役所的作業にもめげることのない彼らの驚異的な意欲でした。

 『世界中の人間の相互理解』をヴィジョンとして掲げる上で、「テクノロジ ー」ほど優れたツールはありません。パンゲアネットワークはアフリカであろ うとアジアであろうとヨーロッパであろうと関係なく世界のこども達のつなが りを築いていきます。さらにパンゲアにおいては、そのつながりが国境を越え て世界的であると同時に、それぞれの地域で市や街といった単位においても増 えつつある「異なった国籍、文化背景を背負った子供たち」同士を繋ぐことも 可能である、ということも大変重要なポイントだと思います。

 パンゲアのヴィジョンは、こども達を中心として地域社会を「土台」から築 き上げるものです。こども達は簡単にお互い繋がり合えますし、未知なものや 異なった存在に対して素直に心を開きます。彼らは冒険心、学習意欲があり、 「直線的な思考」をする大人の持つ偏見からも自由です。こども達は、現代社 会における豊かな多様性を享受するのに必要な全てを天賦の才能として持って いるのです。

 ほんの一部ではありますが、オランダにパンゲアの拠点が出来ることを歓迎 する理由を述べました。今後ヨーロッパ、そして世界にパンゲアが広がってい くことを楽しみにしております。

メディアギルド所長
アンドリュー・バレン

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター , 4. パンゲアリング | 固定リンク