2009年01月16日

 Jan 09 Newsletter: 理事長便り パンゲア理事長 森

 新年明けましておめでとうございます。

と、これをクリスマスの韓国のインチョン空港で書いています。12月22日~25日にマレーシアに行き、2月から始まるパンゲアの現場を視察してきました。ボルネオ島サラワク州のクチン郊外にあるサラワク大学で2月7日からこども達が集まりパンゲアアクティビティを開始することになりました。



 この大学は日本のODAにより建てられた大学で、広大なキャンパスには大きな池や建物が沢山あり、日本の大学のスケールよりすべてが大きい!この時期は雨季で、出発前の天気予報では「毎日雨と雷で湿度95%」というのに少しおののいていましたが、朝10時にソウル、クアラルンプール経由で到着し、すぐに大学の方がお迎えくださり、そのまま打合せに連れて行かれましたが、なぜか晴れていました。その前の一週間はまったく晴れることなくひたすら雨が降っていたようで今日はめずらしく晴れた!ということです。(パンゲア晴れ男の高崎のおかげか。。)
 到着して皆さんにプロジェクト説明をして、先方のすばらしいeBarioの取り組みを教えていただき、これから始まる大変だが面白そうな取り組みにわくわく。先方のメンバーは情報系教授達に社会学・教育の方も入り、実にバランスの良いチームでした。
 先月行ったタイとは実はそんなに遠くないのですが、またお国柄がずいぶん違っているように感じました。まずみんな良くしゃべり、底抜けに明るい!「格式ばったやり方は苦手ですがみんな一生懸命働きます」とおっしゃるので、まるでNPOですねとコメントするとまた爆笑。しかし、今後の準備の話になると真剣にメモをとり、担当者や進め方などどんどん決まっていくのでこちらもやりやすかったです。マレーシアではまずこの大学で始め、ここをスタッフ育成拠点とし、ここから遠隔地への活動へ拡げていく計画です。その遠隔地はBarioであり、なんと船で2日さかのぼりジャングルを8時間歩くか車で行ってもそのあと徒歩二日半というすごい秘境らしい。。。最初は機材など運ぶのに大学生が胸まで水にひたりながら頭の上にモノを持ち進んだこともあり、水から出るとヒルがいっぱいひっついていたといいます。あらら。。これはなんと してでもe-Training完成させないと、とんでもないことになると気が引き締まりました。そこの人達はすでに燃料発電と太陽発電を利用しサテライトでネット利用をしているらしい。これをやったのがこのチームなのです。テレビの冒険ものでしか見ない植物や動物などが盛りだくさんの土地なので、ここと活動を始めたらきっと昆虫好きのあの男の子は喜ぶだろうな。
というわけですごい2009年になりそうですが、皆様これからもよろしくお願いします。

 今月のパンゲアリングは、三重のパンゲア拠点のファシリテーターリーダー (FL)のスパイクこと戸上 崇さんです。11月にFL講習を受講し、12月13日に 初めてFLを経験しました。こども達はもちろん、スタッフからの信頼も厚く、 三重の拠点を盛り上げてくれています。

ではまたー!

森 由美子

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター