2009年03月06日

 Mar 09 Newsletter: パンゲアリング フィトリ・モハメドさん

今月のパンゲアリングは、マレーシア・サラワク大学のFitriさんです。 マレーシア拠点の中心人物の一人であり、パンゲアの活動を理解してくださ り、迅速で細やかな対応に感謝しています。



 みなさんこんにちは!apa khabar(アパ・カバー お元気ですか)!
フィトリ・モハメドと申します。マレーシアのサラワク大学(通称UNIMAS)で教員をしております。2009年2月7日(土)、23人のマレーシアのこども達 が参加し、記念すべき第一回パンゲアアクティビティを行いました。34人の ファシリテーターと5人のテクニカルスタッフも参加し、皆パンゲア@UNIMAS に参加できる喜びで一杯でした。YumiとToshiも日本からはるばるやってきて くれて、クチンに一週間居るうちにすっかりマレーシア料理のサラワク・ラ クサの味のとりこになってしまったようです。そんな彼らをおもてなしする こともでき、大変嬉しく思っております。

 技術を人間の行動や思考に影響を与える道具として使うことを実際に経験 できるのは大変素晴らしく新鮮な経験です。パンゲアは、こども達がクリエ イティブな絵文字やアート作品、共同で行うアクティビティを通して、世界 の様子を知ることができる、安全でわくわくするような環境を提供してくれ るのです。今回は初回のアクティビティだったので、他の拠点のこども達に メッセージを送ることはできなかったのですが、それでも、異なった文化、 社会、経済、教育、歴史背景を持つ世界の国々のこども達と話すこと、学べ ることをとても喜んでいます。UNIMASのこども達は「家」や「部屋」の絵を 描きはじめており、もうすぐ皆さんにパンゲアネット上で彼らの色とりどり のアート作品をご覧いただけるようになることでしょう。

 様々な国をパンゲアネットで繋ぐ基礎となっているのは技術ではあります が、こども達が様々なパンゲアアクティビティへ参加している様子はその技 術をもすっかり陰に潜ませるていると感じます。このことは、こども達が自 分自身で世界に接し、「世界平和」という有意義な目標に向けてどのように 技術を活用しているかを知ることのできる貴重な経験でもあると思っていま す。

 私たちは2009年に開催するパンゲアアクティビティを計画中で、なるべく 近い将来、他のパンゲアンたちと「出会う」ことができればと思っています。 UNIMASチームの準備が整ったあかつきには、サラワクの他の拠点、特にボル ネオ島などの離れたコミュニティーからも参加できるように展開を広げてい く予定です。アクティビティを一回一回重ねるごとに、パンゲアはきっと、 このこども達と彼らにとって大切な他のこども達の考えや心を広げていくき っかけとなってくれることと思っております。

マレーシア サワラク大学
人間科学部
フィトリ・モハメド

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター , 4. パンゲアリング