2010年04月23日

 UBS 「Kids in the Arts(キッズ・イン・アート)」プログラム 2009年活動報告会に参加しました。

本日、UBS証券会社にてUBS「Kids in the Arts(キッズ・イン・アート)」助成プログラムの2009年活動報告会が行われました。
本プログラムで助成事業を行った5団体のほか、UBSの別のコミュニティ活動である「多様化する子どもたちへの架け橋プロジェクト」の皆さまもご参加され、それぞれの報告をして、親交を深めました。

パンゲアはこの助成事業で小児病棟に入院する児童、退院後に自宅療養している児童に提供するプログラム開発を行ってきました。
2008年から2年間に渡り、ご支援・ご指導をいただいたUBS証券会社様、特定非営利活動法人ソーシャル・イノベーション・ジャパン(SIJ)様に、この場をお借りしお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。



投稿者 kumakinoko | 7. 研究開発 | 固定リンク

2010年04月18日

 Mapo Youth Culture Center

20100417_MYCC.JPG 昨日はソウル市のマポ区に3月にオープンしたばかりの大きな児童館でパンゲアの初回アクティビティを実施しました。25名の募集に80名もの参加希望者があったそうです。
ミジセンターのFLソフィアさんがFLをつとめ、新たに7名のファシリテータ講習会受講者も加わり、非常に盛り上がった活動でした。特に気がついたのはソフィアさんのサークルタイムのリードが素晴らしかったことです。子ども達と互いにやりとりをしながら全員が参加しながらサークルがすすめられていくその様子に、パンゲア自体が本部とは別の場所でどんどん進化していることを感じました。
また参加児童の中には日本語に興味のある子どもも4,5人いて、日本語で「こんにちは」と声をかけてくれたり、そして小学校5年の子どもの大好きマップには本が書かれていてそこにはあいうえお、かきくけことひらがなが。
初日はいつもそうですが新しいファシなどは興奮と慣れない現場で活動が終わるとすごい疲れます。でもそれは満足感のある疲れです。これからともに活動していく素晴らしい拠点の誕生でした。


投稿者 yumi | 8. 一般 | 固定リンク

2010年04月05日

 Apr 10 Newsletter: 理事長便り パンゲア理事長 森

みなさん、こんにちは!

3月は京都で、一連のファシリテータートレーニングセッションが行われ、 京都の様々な大学から22名の新しいファシリテーターが誕生しました。 それから、京都パンゲア本部でインターンをしたいと、はるばるグアムから 面接にやってきた女性が仲間入りします。彼女は4月から、パンゲアでイン ターンをしながら日本語を学ぶ予定です。彼女はパンゲアのことをすごいや る気なので、そんな人がチームに加わるのは良いことだなと思っています。

4月の中旬には、パンゲア新拠点、ソウルのMapo Youth Culture Center (マポユースカルチャーセンター)で活動が始まります。トシと私は


その開 会式典へ行き、活動を開始してきます。これはひとえに、ソウルのミジセン ターでずっとパンゲアの活動を支えてくれている、Sophia(ソフィア)のおか げです。彼女はパンゲアを深く理解し、新拠点が増えるよう韓国で独自に動 いてくれていました。

3月12日には、言語グリッドプロジェクトから派生した「Language Grid Toolbox」についての記者会見が京都のCOCON烏丸で行われました。パンゲア も「Toolbox」を使った活動やファシリテータートレーニングについて紹介 しました。テレビ局が2局と新聞社がたくさん取材に来ていた盛況な記者会 見でした。言語グリッドプロジェクトは本当に驚くべきものです。現在、独 立行政法人 情報通信研究機構(NICT)にて、京都大学が運営している研究 開発の4年目を終えようとしています。今までの活動の蓄積の実績がそろそ ろ公開され、私達もパンゲアの活動にこのシステムを活かせる大きな可能性 を見出しています。彼らもまた、間違いなく「ピースエンジニアリング」の 一例だと思います。

メディア繋がりで紹介すると、2月にマレーシアのUNIMASと三重大学で行っ たWebcamアクティビティはマレーシアの新聞「BorneoPost」の日曜版に掲載 され、日本でもNHKで放送されました。

[↓詳しい掲載情報はこちら↓]
http://www.pangaean.org/blog/japanese/archives/5_/index.html

「BorneoPost」ではパンゲアのことを『Giving Peace a Chance=平和を我 等に(ジョン・レノンの曲の日本語訳)」という見出しで表現していました。
この言葉、広がっています。

さて、今月のパンゲアリングは、株式会社オネスト代表取締役の本間大二郎 さんです。パンゲアの活動で世界の人々が繋がっていくことのすばらしさを ご自身の貴重な幼少期の体験を交えながら書いていただきました。
株式会社オネストはパンゲアの団体正会員です。

森 由美子

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター | 固定リンク

 Apr 10 Newsletter: パンゲアリング 本間 大二郎さん

今月は、株式会社オネスト代表取締役の本間大二郎さんです。パンゲアの活動で世界の人々が繋がっていくことのすばらしさをご自身の貴重な幼少期の体験を交えながら書いていただきました。
株式会社オネストはパンゲアの団体正会員です。




 みなさん、こんにちは。

はじめてお便りをする本間大二郎です。現在、私はコンピュータテクノロジ ーを医療・農業・エンターンターテインメントなどの分野に提供している株式会社オネストで仕事をしています。

「パンゲア」の存在は高崎副理事長により知る事となりました。まずは「パ ンゲア」という団体名がとても印象的なものでした。森理事長、高崎副理事 長、お二人の思いが「パンゲア」という名前にすべて込められている良い名 前であると本当に感心致しました。さらには団体のコンセプト、活動内容に とても感銘を受けました。そして、その感銘とは、私の体験に繋がる事によ り引き起こったものなのです。

私は3歳から9歳に至る幼少期の6年間をブラジル・アメリカで過ごしまし た。みなさん、ご存じの通り、ブラジル・アメリカはヨーロッパ移民を中心 とする多民族により形成されている国です。そこに暮らす人々はそれぞれが 異なる文化・習慣を持つ人達の集まりなのです。私は私達一家が唯一の「日 本人」家族という環境の中で育ちました。 (当時、移民以外の日本人は一般的に海外渡航が困難な時代でした。)

幼少期の私は、どこかで日本人としての自分を意識しつつも、自分のまわり にいる人々を「外人」と意識する事が無く育ちました。その感覚は私の中に いまだ褪せること無く生き続けています。大人になった私は外国の人に対し 国家・人種などの違いを全く意識する事無く自然に接する事が出来る大人と なりました。今は幼少期にそのような環境へ連れて行ってくれた両親に心か ら感謝しています。

「パンゲア」が目指すものとは、パンゲアの提供するプログラムを通じて、 多くの子ども達に私の幼少期体験と同じような感覚を味わってもらい、みな さんが世界の人達とごく自然に繋がっていく人材となる事なのだと思ってい ます。世界平和とはそのような人々が世界に増え、そのような人達がリード する世界になってこそはじめて実現して行くものと考えています。
「パンゲア」のこれからの活動に期待します。

株式会社オネスト
代表取締役
本間 大二郎

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター , 4. パンゲアリング | 固定リンク