2010年05月06日

 2010年5月 Newsletter: パンゲアリング 手塚佐恵子さん

今月のパンゲアリングは、さえちこと手塚佐恵子さんです。メディアラボに 在籍時に彼女と出会い、昨年からファシリテーターとして東京でご活躍くだ さっています。


こんにちは。東京でファシリテーターをしています、さえちこと手塚佐恵子 と申します。

私がパンゲアのことを知ったのはかなり前で、NPO として立ち上がってすぐ 位のことだったと思います。当時、森さんと高崎さんは米国ボストンにある マサチューセッツ工科大学のメディアラボで仕事をされていて、やはり仕事 でラボを訪れた私は、当時お二人に大変お世話になりました。初めてパンゲ アのお話を伺ったときのことはよく覚えています。ボストンから車で郊外へ 向かう途中に立ち寄ったファーストフード店内でのこと。森さんからお話を 伺って非常に強く共感したのを、今でもその店の光景と共にありありと思い 出すことができます。まもなくお二人は拠点を日本に移されて本格的に活動 をスタート。一方、私はなかなか活動に参加できないまま時が過ぎ…ようや く1年前から、念願かなってファシリテーターとして参加するようになりま した。
どんどん大きくなるパンゲアの中で、古参の東京はおそらく少し特殊な環境 です。ベテランのボランティアも多く、守るべきところ、思い切って改革す べきところ等の議論も活発で、とても刺激的です。

私はアメリカで、異なる価値観の中での仕事を通じて自分の成長を実感しま した。コミュニケーションの怖さも、面白さも体験しました。グローバルな コミュニケーションが当たり前の現代、子ども達のために全く新しい未来を 作り出すことができるのかもしれないと思うと、本当にワクワクします。

実は私、キッチンメーカーで未来を研究する仕事をしています。その関係で 食文化にも非常に興味があるわけですが、いつかパンゲアで、世界の子ども 達が「食べる」ということについて共に考え、お互いに何が同じで、何が違 うのかを知ることができるようなアクティビティを作り上げることができた らいいなと思っています。

クリナップ株式会社
開発本部 おいしい暮らし研究所
手塚佐恵子

投稿者 kumakinoko | 3. ニュースレター , 4. パンゲアリング