2011年3月 Newsletter: パンゲアリング 石松昌展さん
今月のパンゲアリングは、京大でファシリテーターをしてくれている「ガッツ」こと石松昌展さんです。
こんにちは。京大の拠点でファシリテーターをしている、ガッツこと石松昌展と申します。現在京都大学の石田・松原研究室に所属していまして、4月からは通信系の企業で働く予定です。
僕とパンゲアの出会いは、パンゲアの副理事長で研究室の先輩でもあるトシさんに誘っていただいたのが最初だと記憶しています。2009年の4月のことでした。当時、大学のミニゼミという少人数セミナーのTAとして、トシさんや学生と共にパンゲアの新しいゲームを考えるという活動をしていました。その一環で、技術スタッフとして、マレーシアとのWebcamアクティビティに参加しました。このWebcamアクティビティで、言語を超えて子ども達がゲームを楽しみ、心を通じ合わせていく様子に心を打たれました。それから、もともと子ども達と遊ぶことが好きだったこともあり、技術スタッフというよりはファシリテーターとして活動をしてきました。
パンゲアに参加して、一番印象に残っているのは、2009年11月の京大と韓国のWebcamアクティビティです。僕は黄色チーム担当のFとして活動したのですが、チームの中で少しやんちゃな男の子が、自己紹介用の名前を書くパネルに落書きをしていました。僕は彼が残念な落書きをしているのを見て、もう一回書こうねと言って注意しました。アクティビティが始まって、「なぞれん」をしていた時のことです。韓国側から出された二つ目のヒントで、見事「パスポート」というお題を当てた時、その子は瞳を輝かせながら飛び上がって喜んでいました。アクティビティ後のアンケートで、その子が描いた韓国と日本の国旗が手をつないでいる絵を見て、数時間前との違いの大きさに驚き、深く感動しました。
パンゲアで活動をして、ICT技術がこんなにも子ども達の心を動かすことができるのだという経験をたくさんしました。その影響もあって、現在の就職先を選びました。社会人になってもパンゲアは続けようと思っています。これからも末永くよろしくお願いします。
京都大学大学院 情報学研究科
社会情報学専攻
石松 昌展
投稿者 kumakinoko | 4. パンゲアリング