パンゲアニュースレター9月号
こんにちは。ニュースレター担当のじょうこうです。
サマースクール:KISSYが終わり、一段落したオフィスですが、
来年のKISSY・ブラジル拠点準備、今後のボランティアの募集と、
次の活動も目白押しです。
今月号は、KISSY参加保護者からいただいた心温まる感想の後、
ベジタリア三重大村のファシリテーター講習会の様子を紹介します。
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1. パンゲアリング −三重大村:岡村さん
2. ベジタリア三重大村ファシリテーター講習会
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1.パンゲアリング −三重大村:岡村さん
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パンゲア事務局 御中
由美さんはじめ、パンゲアスタッフの皆様。
この度は、我が家の子ども達が約1週間にわたる
KISSYの活動で大変お世話になりました。
参加前日に娘が発熱し、参加が危ぶまれましたが、
本人の「何が何でも参加したい!」という思いが通じたのか、
出発当日には熱も下がり参加することが出来ました。
どうもありがとうございました。
5泊6日の間、私も1人(現在主人は海外出張中)でして、
子ども達の様子が気になりつつパンゲアのページを見ながらも、
束の間の1人の生活を送っておりました。
昨日、京都駅で出迎えた子ども達の笑顔がとても素敵で、
別れを惜しむ子ども達の姿を見ながら、この5泊6日の
プログラムを充実して送れたんだろうなと思いました。
色々と私自身聞きたいこともあり、子ども達に質問をしたのですが、
一番気になっていた「翻訳機が使えない時は、どうやって会話したの?」
という質問に、「私がしゃべれる範囲の英語と、後は身振り手振りで
やったらなんとなく通じたよ。」
と面白い答えが返ってきました。
我が家の子ども達がしゃべれる英語といっても、
今年4月より本格的に教室に通い始めた程度のものですから、
そんなにしゃべれるとも思わないのですが、
それでもその範囲でしゃべろうと思い、不足する分は
身振り手振りでコミュニケーションをとったと
言う子ども達には驚きました。
身振り手振りでも案外通じることが分かったのと同時に、
身振り手振りが自分の思っていることと違う意味で
とられてしまった場面もあったらしく、それも勉強になったようです。
ケニアの子と空調の温度でやり取り(上げたり下げたり)があったことで、
クーラーのある中で生活をする自分達と使わない国の違いを体感したり、
カンボジアの子が飛び級で中学2年生だったことなどに驚いたりしたようです。
このKISSYに参加したからこそ知ったことであって、
「行ってなかったら知らなかったなぁ。」と本人も話していました。
皆と思っていた以上に仲良くなれたそうで、
特に韓国の子たちと意気投合した話を聞かせてくれました。
私はちょっと意地悪な質問かなと思いつつも、娘に、
「テレビとか新聞とかで、韓国と日本ってあんまり
仲良くないように言ってるけど、実際会った韓国の子はどうだった?」
と聞いてみたのです。すると娘は、
「それは大人の問題でしょ?大人が『嫌い』って言ってるだけで、
私達は全然そんなこと無いよ。とっても仲良くなったし、
みんなすごくいい子ばっかりだったよ。」
ときっぱりと答えてくれました。
今回、色々な話を子ども達から聞きましたが、
この答えを聞いて思わず私自身ハッとさせられました。
と同時に、KISSYに参加させて本当に良かったと痛感しました。
国の違いを意識していたのは私自身であって、
子ども自身は参加していた友達の国は意識せず、その友達自身を
見ていたんだなと。同じ日本から参加した子達でも、京都駅で
『初めまして』の子ども達ばかり。
みんなと『初めまして』でスタートしたKISSYの活動は、
日本・韓国・カンボジア・ケニアの国の違いなんて、
無関係だったのかもしれません。この5泊6日の間に、楽しい事以外にも、
打ち解けられなかった部分もあったようなのですが、それでも
「韓国の子だから」とか「カンボジアの子だから」とか「ケニアの子だから」
という見方をせず、「○○ちゃんがね」「☆☆がね」
と言うように個をみて接していたようです。
(子どもは無意識のようですが、話を聞いていたらそう感じました。)
今回の体験談を聞き、私自身が、子ども達にいかに
『先入観を植え付けないように』子育てすべきかを考えさせられました。
世界の不安定な情勢を作り出しているのは、私達大人の問題であり、
未来を生きる子ども達にそれを植えつけてはいけないと思いました。
”百聞は一見にしかず”ということわざがありますが、
今回子ども達はまさにこのことわざを体感したのではないでしょうか。
息子が、「僕は、みんな地球の中の1人の『人間』やと思ってたから、
どこの国の人かとか、なんにも思わなかったよ」と誰とでも
すぐ打ち解けられる彼自身を表すような感想を聞かせてくれました。
貴重な体験をありがとうございました。
来年も絶対参加したい!!と今から意気込んでいる子ども達です。
どうしても、お礼をお伝えしたくて気持ちのまま書いていたら
長文となってしまいました。乱文で申し訳ありません。
今後も、子ども達は三重大村に参加いたしますのでよろしくお願いします。
三重県 岡村 恵子
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2.三重大村ファシリテーター講習会
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8月23日の三重大村アクティビティにあわせて、前日から2日間にかけて
三重大村に新しく参加してくれるファシリテーターの講習会をしました。
新たに、5人のファシリテーターと1人の技術スタッフが誕生しました!
今、ベジタリア三重大村は大人気で、数多くのご応募の中から
抽選で選ばれた30人以上の子ども達が参加しています。
その子ども達に、国、肌の色、宗教とかではなく、“人”をみて考える
大事さを、パンゲアアクティビティを通して提供してほしいと願っています。よろしくお願いします!
また、講習会の中で、ゆみさんがこんなことを仰っていました。
「パンゲアには、他己紹介・大好きマップや、
その他自分の好きなことを表現するアクティビティが数多くあります。
それは、自分のことを表現することが大切であり、かつ、その表現の
大部分は、自分の好きなことから始まります。英語が話せるよりも、
話す内容を自分で自覚し、話すネタ帳をふやしていくことが大事なんです。」
たしかに、パンゲアは、国際交流活動ですが、英語は全く
ありません。コミュニケーションの楽しむことを優先しています。
KISSY参加前に、英語が使えなくて心配…といっていたあるパンゲア経験者の
こどもが、「国際交流!」と気負うことなく、ただの友達として、
ケニアからきた女の子とコミュニケーションを楽しんでいる場面を
思い出して、僕は、「国際交流=英語」でないことに納得していました。
もちろん英語は重要です。ただ、活動後に「英語話せるほうが便利だと
思ったから、勉強しようと思う。」という子がいたように、
話すことがあって、でも言葉の問題で伝えられないこともある、
と経験してからのほうがやる気になるし、勉強も楽しいだろうと思いました。
新しいファシリテーターの皆さんには、パンゲアを楽しんでもらいたし、
僕自身もこれから楽しみたいと思います!
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投稿者 kyotohq | 3. ニュースレター , 4. パンゲアリング