PAIS2021:Pangaea Activity Intercultural School for youths 2021
児童のためのパンゲア異文化スクール

PAIS2021実施レポート


はじめに


PAIS(Pangaea Activity Intercultural School for youths:児童のためのパンゲア異文化アクティビティスクール)が開催された2021年12月26日から28日にかけて、滋賀県は記録的な降雪に見舞われました。PAIS会場の「白浜荘」がある滋賀県高島市に隣接する彦根市ではなんと、積雪量が平年の35倍!白浜荘付近でも、普段目にしないような量の積雪があり、雪合戦やかまくら作りなどの雪遊びを楽しむことができました。あまりの降雪量に道が塞がれてしまったのですが、雪かきをしてくれた参加者もいて頼もしかったです。例年、KISSY(Kyoto Intercultural Summer School for Youths: 児童のための京都異文化サマースクール)は夏に開催されるため、このような体験はとても新鮮でした。 コロナ禍での開催となりましたが、事前のPCR検査、期間中毎朝の念入りな健康チェック、不織布マスクの徹底、調理時のビニール手袋着用など、開催にあたってコロナ対策を徹底しました。新型コロナウイルスが収束し、パンゲアンがまた同じ場所に集まれる日が待ち遠しいです。 また、参加者に配布したPAIS赤パーカーの後ろには日本万国博覧会記念基金のロゴマークがプリントされています。同基金事業から今回PAISを開催するにあたり多大なる援助をしていただきました。ありがとうございます。

活動内容


1日目
〜いろんな人、いろんなことば、いろんな料理を知る〜


ゲストハウス白浜荘に日本の参加者が集まりました!佐賀、山口、大阪、京都、三重、静岡、神奈川、東京、千葉から終結!まずはこの場にいるみんなのことを知ろう、ということで、パンゲアおなじみのタコ紹介をしました。二人組を作ってお互いの好きな物・事をインタビューしみんなに発表。相撲が好きな子、水泳が好きな子、ピアノが得意な子などなどいろんな子がいます。これでみんなのことを覚えられたかな?

夜は異文化料理ワークショップ。キンカリ(ジョージア)、ゴジナキ(ジョージアのお菓子)、ナチョス(メキシコ)を作って食べました。また、「パンゲア焼き」も食べました。パンゲア焼きは通常のたこ焼きとは違い、タコだけでなくキムチやチーズを入れたり、アヒージョ風にしたりします。どこの国の料理か分かるように手作りの旗を立てました。どれも本当に美味しくてお腹が一杯になってからも食べ続けてしまうほど!


2日目
〜世界とつながろう〜


朝、理事長のユミからSGDsについての説明を受け、みんなで「SDGsかるた」を作りました。名作が続々誕生。そのあとは、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが実施するDiD(Dialogue in the Dark)というオンラインワークショップに参加。視覚障害のあるファシリテーターの方とネットでつなぎ、感覚マップを作りました。視覚障害の方を家から目的地まで視覚以外の情報、匂いや手触りを使って案内しよう!というものです。「いい経験になった!」「本当におもしろかった!」という声多数。いつも自分が見ている景色と違うものを想像することで相手を思いやる心を育みました。私たち地球市民としていろいろな立場の人のことを思いやることができるようになりたいものです。

午後は「PANGAEA CONNECT」を開催!!ケニア、カンボジア、ジョージア、韓国、日本、アメリカ、シンガポールの計7ヶ国をオンラインでつなぎ、異文化交流しました。まずは、お互いの国の言葉で挨拶をし、クイズ大会、タレントショーを行いました。クイズでは「Q: アメリカの大統領が調印式で何度もペンを変えるのはなぜか」など、国際的でなかなか難しい問題ばかりでしたが、15問中10問正解で日本のチームが優勝。このクイズは、高校生ファシリテーターとなったパンゲアに小中学生の時参加していたみんなが、何度も質問も作り直してがんばって作ってくれました。続くタレントショーでは、各国持ち時間10分で、その国の伝統芸能や特技をパンゲアンが披露してくれました。歌うこと1つとってみても歌い方やリズムのとり方、雰囲気がそれぞれ違っていておもしろかったです。歌に自作の映像をつけたものや伝統的な踊りを踊ってくれたもの、自分の詩を発表してくれたものなどがありました。たくさんの人の前で発表するのは勇気のいることですが、果敢に取り組んでくれました。狂言をみんなの前で披露してくれました。それぞれの国のプレゼンテーションの後、各国から様々な質問やコメントがあり、和気あいあいと国際交流をしました。また、参加した全ての国でみんなCOVID19の影響の影響があり、その不安な気持ちをみんなが感じていることもわかりました。そしてそんな中だからこそ、このように互いを思いあうことができる国際交流が大切であることを感じました。


最終日(3日目)
〜お家に帰ろう〜


当初は比叡山延暦寺に行く予定でしたが、大雪での通行止めにより中止になりました。これで良かったのかもしれません。というのも、疲れ果てて帰りのバスでみんな寝ていたからです(笑) 早朝から遠足準備が変更となり、朝はゆっくりと豪快に朝ごはんを食べ、雪に埋もれているパンゲアの車が動けるように、雪かきをしました。お別れは寂しいけれど、淡々と。いつかまた会える日が来ると信じてやまないから。

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参加者の声


日本 参加者(小学生)


外国の人と繋がって外国語の大切さを知って、もっと頑張って外国語を勉強したいなと思いました。サークルでSDGsカルタを作ってSDGsがどういうことかよくわかりました。今の状態がずっと続けばどうなるか怖いです。

韓国 参加者(高校生)


2021PAISも楽しい経験でした ! クイズ、 タレントショーなど、様々な活動に参加し、今まで学んだ言語で皆と話せる機会になって嬉しかったです。次回の活動ではファシリテーターとして国際交流を助けたいと思います。

シンガポール ボランティア(社会人)


パンゲアは、若いパンゲアン(と、心は若いパンゲアン)が集まる場所です。PAISは異文化プレイグラウンドであり、そこではさまざまなバックグラウンドを持つパンゲアン達が共に過ごし、安全な環境で遊ぶことができます。PAISを通して、パンゲアン達は子どものうちに文化の多様性を大切にし、互いの考え方の違いを尊重することを学びます。私は2016年からボランティアを続けていますが、かつて参加者だった子ども達が成長し、今やファシリテーターとして年下のパンゲアン達を手助けしているのを見てとても頼もしかったです!コロナ禍による制限をものともせず、パンゲアが精力的に活動を続け子どもたちへの地球市民教育を行っていることを嬉しく思います。PAISは、コロナ禍で人との交流が少なくなっている今だからこそ、国同士の、そして国内においての異文化間交流が重要であるということを改めて気づかせてくれました。COVID-19がなくなり、PAIS-21のような活動がもっと増えますように!

日本 ボランティア(高校生)


私が1番印象に残ったことは、海外のPANGAEAと交流したときです。大変なときでも1つに繋がれることに感動したし、久しぶりにみんなの顔が見れてとても嬉しかったです!またPAISはファシリテーターとして参加して、参加者とは違う立場になり学ぶことも沢山ありました。久しぶりの宿泊行事はとても楽しく、いい経験となりました!

日本 参加者(中学生)


初めての参加だったので、最初は不安だったパンゲアでしたが、参加者のみんなが優しく喋りかけてくれて嬉しかったです。バリアフリーの事や環境問題の事も標語にまとめるなどして楽しく学べてよかったです。タレントショーでは、みんなが私の大好きなダンスを褒めてくれて嬉しかったです。またもっと上手くなってみんなの前で踊りたいです!

日本 参加者(中学生)


今回のPAISで特に印象に残っているのは海外の子とのオンライン交流です。コロナのせいで全く会えてなかった海外の友達の顔を久しぶりに見ることができました。中には前にあったときと雰囲気や見た目が変わっている子もいて驚きました。

日本 ボランティア(高校生)


初めての冬でしかも大雪で、子供たちとした雪遊びがすごく新鮮で楽しかったです。ファシリテーターとして初めてだったので戸惑いつつも、複数国とのウェブカムをうまくできたのでよかったです。また夏に他の国の子たちとも会えることを楽しみにしています。

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おわりに


PAIS2021:地球市民に!


PAISは、2泊3日という短い時間でしたが、とても密な時間を過ごせました。これまでパンゲアで毎年夏に実施してきたKISSYの流れを汲みつつ、異文化料理ワークショップやDiD、オンライン7ヵ国クイズ大会など、コロナ禍だからこそ、今までやってきたことを見つめ直し新しい取り組みをすることができたと思います。最後は家に帰りたくなくなる、という「パンゲアあるある」が起こりました。初日はホームシックでも、最終日には「帰りたくない!」という声が、児童からもスタッフからも、あちこちで聞こえる。それがパンゲアスタイル!いろいろな方にこの感情を味わってみてほしいです。

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