2008年12月26日

 マレーシア訪問

昨日までマレーシアはボルネオ島クチンにあるサラワク大学へ視察と打合せを兼ねて訪問していました。この大学を人材育成拠点とし、2月4日に講習会を開催し、7日には子供達も交え、初アクティビティが開催されることになりました。ここから次はサラワク州の奥地にあるロングハウスなどがある地区でこの大学が始めたeBarioプロジェクトとコラボし、そこに子供コンテンツとしてパンゲアが入っていきます。なんでもその村へ行くのに船二日半、徒歩二日などとおっしゃっておりました。そこにすでにサテライトがあり、村人がネットを使っているそうです。この取り組みはそこにある学校の子供達が参加できるようにしたいと思います。図鑑でしかみたことのないような花や動物が沢山いるその場所が将来参加してくれるときっと他の国の参加者は大興奮だろうな。 徒歩二日なんて無理!という私なのでなんとかそれまでにe-Trainingを完成させないと。。。と気がひきしまりました。

マレーシアの大学の先生達はとっても明るい!そしてとってもよく働きます。2月が今から楽しみ。寒い京都から少し逃げて暖かい(いや実は蒸し暑かった。。)マレーシアです。

投稿者 yumi | 8. 一般 | 固定リンク

 財団法人日本国際交流センター 「第5回 SEEDCap Japan (社会起業家育成支援プログラム)」に採択されました!

起業家精神に富んだ手法を用い、社会的課題の解決と社会変革を生み出す民間活動を支援することを目的とする財団法人日本国際交流センター第5回 SEEDCap Japan(社会起業家育成支援プログラム)にパンゲアのプロジェクトが採択されました。
本事業では、アクティビティの実施にかかせないファシリテーターを養成する対面講習を遠隔地で実施できるようe-Trainingプログラムを開発します。それにより今後、世界各地に人材育成拠点を設け、人材育成体制を整備することで、アクティビティの導入を促進し、より多くのこども達がアクティビティに参加する機会の増加を目指します。



投稿者 kumakinoko | 7. 研究開発 | 固定リンク

2008年12月15日

 お絵かきコンテスト表彰式

第1回パンゲアお絵かきコンテスト「こんな場所に行きたい」の表彰式を12月13日(土)に行いました。

優秀賞の「Chae hyun Kangくん」へ韓国ミジセンターの多文化共生プログラム・リーダーであるSophiaさんから賞状とお絵かきグッズの進呈をいただきました。
最優秀賞、UBS特別賞に輝いた「みやけん君」「なな子ちゃん」には、三重大の活動拠点での進呈を予定しておりましたが、本人が欠席のため次回の活動時に進呈する予定です。
また京都の小児病棟からエントリーの「しゅんた君」へは京大病院からお渡しいただきます。

本コンテストには、たくさんの方からご応募、ご投票をいただきました。本当にありがとうございました。

パンゲアでは今後も、小児病棟に入院するこども達がパンゲア活動に参加できるプログラムを構築してまいります。
今後ともご支援・ご声援をお願いいたします。

なお、本コンテストは、UBS証券会社特定非営利活動法人ソーシャル・イノベーション・ジャパン(SIJ)によるUBS「Kids in the Arts(キッズ・イン・アート)」助成プログラムとして実施いたしました。



投稿者 kumakinoko | 8. 一般 | 固定リンク

2008年12月14日

 ソウルと京都 思いやりとつながり

kyotowebcam20081213.jpg 昨日は京都とソウルをつないだWebcamのアクティビティでした。いつものようにこえつなで大きな声でパンゲアーーーと始まり、自己紹介をそれぞれが対面でやってマッチゲーム。そして色別チームが協力しながら音をつなぐおとびこ、最後に初めて言語グリッドをこども達が使用し聞きたいことをそれぞれが母国で入力しそれに答えるという盛りだくさんメニューでした。
自己紹介のあと、相手が自分の名前をよび「こんにちはー」と言ってくれて、はにかみながらボードを見せ合い、「マッチ!」とか「残念!」と言いながら拍手があがります。赤で連想するもので日本のこどもが韓国だからきっとキムチっていってくるんじゃないかとキムチを描いていました。先方はトマト。でも相手がどう考えるかを想像しながら描かれたキムチにみんな納得。

おとびこで声を出す役の子は、最初は「パンゲアー」だったのが、日本から「アンニョンハセヨー」とか「モッチダ(かっこいい)」と韓国語の言葉を発すると、それに呼応して向こうも「こんにちはー」と戻します。こども達がどんどん自分達で新しい要素を盛り込み、おとびこが育っているのを目の当たりにできました。

今回のWebcamのアクティビティは昨年度マイクロソフトから助成を頂き、完成させたメニューを実施しました。東京から見学に来られたマイクロソフトの社会貢献部の方々も最初から最後まで興味深くご覧になってくださっていました。

そして言語グリッド。今回使用したチャットは、大人向けの入力画面なので不安があったのですが、こども達は自分で入力した「どんな食べ物好きですか?」がハングル語で出てきて、それが折り返されたのを見て興奮していました。そしたら、ラーメンからブルコギ、ビビンパなど沢山の食べ物が先方の多くのこども達が騒いでいるのが音声で聞こえ、それがグリッドで戻ってきたとき日本も「あーーそれ知ってる」と興奮。もっとあれも聞きたいとか非常にすばらしい初回グリッド体験でした。
今回も多くのすばらしいファシの面々のおかげで無事終了。

一方で三重では、パンゲアスタッフなしでスパイクがリーダーデビュー。先日リーダー研修を受講して彼ならではの工夫を織り交ぜよいアクティビティが実施されたのを多言語コミュニティサイトで知りました。
さあ、いよいよマレーシア立ち上げに着手です。来年はいくぞーー。

投稿者 yumi | 1. アクティビティー報告 | 固定リンク

2008年12月05日

 Dec 08 Newsletter: 理事長便り パンゲア理事長 森

 サワディー・カー。

 11月はタイに出張へ行きました。タイの政局についての情報を聞いていたの で、行く前は少し心配でしたが、今回の出張ではALRO(農業協同組合省農地改 革局:The Agricultural Land Reform Office)という日本で言うところの農協 のような組織のご案内で農村や学校などをTTC(社団法人 情報通信技術委員会: The Telecommunication Technology Committee)の方2名と視察し、サイバー ブレインという素晴らしい取り組みを見せて頂きました。
 農業に従事するタイ人は全体の約30%で、米やゴムを栽培している村を訪 れました。ALROは生産効率を上げるため、タイムリーなアドバイスを農民に届 けるようこのプロジェクトを開始しており、土を簡単なテスターで調べて農地 から携帯を使いそのデータをサーバーに送ると、それに基づき、肥料などの量 についてのアドバイスを返信します。大人の世代で中学まで進学した人はまだ あまりおらず、こども達が農業を手伝いながらそれらの情報を携帯で送ってい ます。またオレンジセンターというALRO支部内に作られたこども達が使用でき るPCセンターでは、様々な農作物に関する情報(害虫や病気など)を得たり、 エキスパートから更に細かいアドバイスをもらえるQ&Aもネットを通して使 えるのです。こども達にこのような作業についてどう感じるか聞いたところ、 みんな一様に「非常に誇りに感じる」ということでした。タイの農村のこども 達はとってもシャイでお行儀がよかったです。


 今回訪問したのはラオスとカンボジア国境に近いウボンから車で2時間ほど のところと、クラビでした。朝3時起きが出発の日から3日続いてかなりタフ なスケジュールでしたが、現地でこども達のはにかむ様な微笑みがとても新鮮 だったのと、農家のおじいちゃん・おばあちゃん達がすごくいい感じでした。 お米をいただくとき、大きな金のお皿にのっけたものを差し出され、台座ごと 受け取ろうとしたら向こうがそれを引っぱるので引っぱり合いになってしまい、 農村の人達から大爆笑を得てしまいました。でも少し一緒にいるとこども達は だんだん慣れたようで会話もタイの通訳の人を介してできるようになりました。

 さて、突然ですが来年年明けよりパンゲアをマレーシアでやることが決定し ました。マレーシアのクチンというボルネオ島の大学の副学長とお会いする機 会をTTCが設けてくださって、そこから一気に話が進みました。12月のクリス マスの時期に初訪問し、現地で皆さんと打合せをします。パンゲア・パックが 出来て初めての海外の新拠点となります。これは事務局にとっての念願のこと でした。「良く頑張っているからちょっとご褒美を。」と神様が思ってくれた のかしら。。そんな中、ケニアからは「早く戻って来い」とメールが届きまし た。来年は忙しくなりそうです。
 先ほどからニュースでタイの空港閉鎖とムンバイのテロについて報道されて います。世界が大きく揺れています。早くしなくっちゃ。

ではまたー!

森 由美子

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 Dec 08 Newsletter: パンゲアリング 西川 知佐さん

 今月は、高校生ボランティアのギアラこと西川知佐さんで す。
彼女は中学1年生からパンゲアに参加し、高校生になった今年からはファ シリテーターとしてアクティビティに参加してくれています。こども達とも、 とても自然に接し、そんな成長していく姿を見て、嬉しく思っています。



 初めまして、東京拠点の高校生ファシリテーターのギアラこと西川知佐です♪ 参加者時代も含めパンゲアとは早4年も関わっております。今年からファシリ テーターとしてボランティアで参加しています。

参加者としてはじめて参加した時はやる気は微塵もなく、しかし帰り道「何で 月一なんだ…!?」とぶつぶつ言いながら帰っているのが日常になりました。


私は中学生の時にクラスでは浮いた存在で「気持ち悪い」と偏見すらもたれて いました。しかしある時、些細なきっかけでクラスメイトの一人と仲良くなり、

「西川さんって気持ち悪いって言われてたけど全然違ったよ!仲良くなって よかった!」

と言われたのが印象に残っています。


だから、アクティビティにやってくる参加者の子達にはもっと他人を理解する こと―――パンゲアネットを介してやり取りしている外国の人達だけでなく隣 で絵を描いていたり、びすけっと(アニメ創作ソフト)をやっている子の事も 理解できるようになって欲しいと思います。

高校生ボランティア(16歳)
西川 知佐

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