2009年03月30日

 三重県・国際教育推進プラン平成20年度第2回地域連絡協議会開催

本日、三重大学にて、「国際教育推進プラン」の平成20年度第2回地域連絡協議会が開催され、昨年度の活動報告・経費報告が行われました。
三重大学でのアクティビティは、文部科学省の国際教育推進プランの一環として3年に渡り実施してまいりましたが、文部科学省の事業としては3月いっぱいで終了することとなりました。
これまで無事に事故も無くアクティビティを実施できたのも関係各位のご協力のおかげです。本当にありがとうございます。

文部科学省のプロジェクトとしては終了いたしましたが、4月以降は津市教育委員会の事業として発展し、これまでと同様に三重大学・協力小中学校、地元協力企業等と連携し、パンゲアアクティビティを継続することが本日の協議会で決定されました。

本会議では、文部科学省の担当の方が「国際理解教育、情報教育、環境教育が包括的に実施できる活動はあまり例が無く、非常に良い成功例だ」とコメントをくださったことや協力校の先生からはパンゲアのことを大事に思っている生徒がパンゲアロゴの「Aくん」を家庭科のデザインに使っていたと言う嬉しいエピソードを聞くこともできました。

パンゲアでは、これからもより多くのこども達にアクティビティを提供し、「つながり」を感じてもらえる活動を行っていきたいと思っております。
今後とも皆さまのご支援・ご声援をお願い申し上げます。

NPO法人パンゲア事務局長
花田武和



投稿者 kumakinoko | 7. 研究開発 | 固定リンク

2009年03月07日

 三重、ウィーンとの出会い

今日は三重でウィーンとWebcamアクティビティでした。時差の関係で夕方5時半からスタートでしたが、普段は塾や習い事で参加が難しかった子も来ることができて21人が楽しく活動しました。ウィーンでは28人が参加しました。

今回は、こえつな、マッチゲーム、おとびこという3つのアクティビティで、相手の名前を呼び合い、色をテーマに描いた絵を見せ合って一喜一憂し、おとびこでは相手の演奏を懸命に覚えている姿が印象的でした。
また、事前の準備時間にはWebcamアクティビティを初経験のファシリテーターが興奮してウィーンのスタッフと交流していました。大人が積極的に楽しんでいるとこどもにも伝わるようです。

この三重でのアクティビティは、文部科学省の国際教育推進プランの一環として、津市教育委員会、三重大学、協力小中学校、株式会社イーラボ・エクスペリエンスなどと連携し進めてまいりました。3ヵ年の本プランとしては、この3月で一区切りです。これまで無事に事故も無く進めて来れましたのもサポートいただいた皆さまのおかげだと思っております。この場を借りまして深くお礼を申し上げます。
来年度も「来月また参加したい」と言ってくれたこども達のため、皆さまと協力してアクティビティを実施していきたいと思っております。
これからもご支援・ご声援のほど宜しくお願い申し上げます。

NPO法人パンゲア事務局長
Hanapoohこと
花田武和



投稿者 kumakinoko | 1. アクティビティー報告 | 固定リンク

2009年03月06日

 Mar 09 Newsletter: 理事長便り パンゲア理事長 森

みなさん、こんにちは。

 マレーシアのサラワク大学(UNIMAS)で2月4日にファシリテータ講習会を 開催、7日にこども達23人を迎え活動が開始されました。講習会には当初20名 ほどを見込んでいたのですが、なんと39名のボランティアとなる学生・研究 員・先生が参加してくださり、準備していた資料が足りなくなるという嬉しい ハプニングも。半日かかる講習会に参加してくれたのはマレーシアの縮 図となる様々な民族の方々で、マレー系、ヒンドゥ系、イスラム系、中華系 と多文化かからなるこの国そのものです。
 最初はみんな緊張気味でしたが、「タコ紹介」や「家を作ろう」というメ ニューをこなしていくうちに、みんな交じり合い、どんどん笑顔が増え、非 常にやりごたえのある講習会となり大成功でした。彼らの大半が土曜日の初 回アクティビティに参加してくれ、そこでもまた様々な民族のこども達が元 気よく活動をしました。いつもその国の言葉で挨拶ぐらいはと思い、「指差 しマレーシア語」を購入したのですが、他民族国家ならではなのか、様々な 民族の言葉が書かれており、今回ばかりはギブアップ。英語で話しましたが、 英語がわからないこどももいるため、そこはファシリテーターがサポートし てくれました。



 中学生と小学生、男の子と女の子、マレー系と中華系などすべてのこども が無作為にペアになり、互いをみんなに紹介するタコ紹介では大きなお兄ち ゃんが腰をかがめながらまだ小さい小学校4年生に紹介されたりと優しい時間 がありました。家が完成し、すでにUNIMAS村が立ち上がり、東京や三重では すでにメッセージを送ったと聞いています。2月からは毎月アクティビティが 実施され、6月には初のWebカムアクティビティも予定しています。今回は TTC(社団法人 情報通信技術委員会: The Telecommunication Technology Committee)の井上さんと岩田さんが一泊の弾丸ツアーでサラワクに来てくだ さり、井上さんはこども達にICTを通して広がるすばらしい可能性について話 してくださいました。

 ここで特に感謝したいのはUNIMASにできているパンゲアチームと呼ばれる 教授や助教授・研究員の方々です。今回のパンゲアリングを書いてくださっ たFitri、準備のために多くの時間を共に割いてくださったGaryとIna、また それらチームの編成に動いてくれたAlvinやNara学部長、そして最初に活動を やりましょうといってくださったKhairuddin副学長。ここまですべてのレス ポンスが早く的確な拠点は日本も含め、ソウルMizyセンターぐらいだったの で、かなりびっくりしました。これから半年先まで我々なしで活動ができる よう何度もアクティビティの準備から後片付けまでシミュレーションし、パ ッケージ完成とともにそのような体制ができたことで次なるフェーズに活動 が移行したことを実感しました。

 それにしてもサラワクは食べ物がおいしい!「サラワク・ラクサ(Sarawak Laksa)」というスープ麺にすっかりはまり、毎日一食は欠かさずLaksaでした。 またAlvin教授の一家と日曜にご一緒させて頂き、超かわいい3人のこども達と はすっかり仲良くなり6月の再会が楽しみとなりました。
 3月に私はヨーロッパ巡業となります。ウィーンと三重でWebcamをする予定 ですが、天気予報を見るとまだ雪だったりしているので心配です。そのあと、 スウェーデン、デンマーク、オランダなども回ります。

 今月のパンゲアリングは、マレーシア・サラワク大学のFitriさんです。 マレーシア拠点の中心人物の一人であり、パンゲアの活動を理解してくださ り、迅速で細やかな対応に感謝しています。
ではまたー。

森 由美子

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 Mar 09 Newsletter: パンゲアリング フィトリ・モハメドさん

今月のパンゲアリングは、マレーシア・サラワク大学のFitriさんです。 マレーシア拠点の中心人物の一人であり、パンゲアの活動を理解してくださ り、迅速で細やかな対応に感謝しています。



 みなさんこんにちは!apa khabar(アパ・カバー お元気ですか)!
フィトリ・モハメドと申します。マレーシアのサラワク大学(通称UNIMAS)で教員をしております。2009年2月7日(土)、23人のマレーシアのこども達 が参加し、記念すべき第一回パンゲアアクティビティを行いました。34人の ファシリテーターと5人のテクニカルスタッフも参加し、皆パンゲア@UNIMAS に参加できる喜びで一杯でした。YumiとToshiも日本からはるばるやってきて くれて、クチンに一週間居るうちにすっかりマレーシア料理のサラワク・ラ クサの味のとりこになってしまったようです。そんな彼らをおもてなしする こともでき、大変嬉しく思っております。

 技術を人間の行動や思考に影響を与える道具として使うことを実際に経験 できるのは大変素晴らしく新鮮な経験です。パンゲアは、こども達がクリエ イティブな絵文字やアート作品、共同で行うアクティビティを通して、世界 の様子を知ることができる、安全でわくわくするような環境を提供してくれ るのです。今回は初回のアクティビティだったので、他の拠点のこども達に メッセージを送ることはできなかったのですが、それでも、異なった文化、 社会、経済、教育、歴史背景を持つ世界の国々のこども達と話すこと、学べ ることをとても喜んでいます。UNIMASのこども達は「家」や「部屋」の絵を 描きはじめており、もうすぐ皆さんにパンゲアネット上で彼らの色とりどり のアート作品をご覧いただけるようになることでしょう。

 様々な国をパンゲアネットで繋ぐ基礎となっているのは技術ではあります が、こども達が様々なパンゲアアクティビティへ参加している様子はその技 術をもすっかり陰に潜ませるていると感じます。このことは、こども達が自 分自身で世界に接し、「世界平和」という有意義な目標に向けてどのように 技術を活用しているかを知ることのできる貴重な経験でもあると思っていま す。

 私たちは2009年に開催するパンゲアアクティビティを計画中で、なるべく 近い将来、他のパンゲアンたちと「出会う」ことができればと思っています。 UNIMASチームの準備が整ったあかつきには、サラワクの他の拠点、特にボル ネオ島などの離れたコミュニティーからも参加できるように展開を広げてい く予定です。アクティビティを一回一回重ねるごとに、パンゲアはきっと、 このこども達と彼らにとって大切な他のこども達の考えや心を広げていくき っかけとなってくれることと思っております。

マレーシア サワラク大学
人間科学部
フィトリ・モハメド

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