パンゲア理事長 森 由美子からのメッセージ
2001年9月11日・・・あの日からパンゲアの構想が始まりました。
ちょうどその時、私はMIT(マサチューセッツ工科大学)のメディアラボで仕事があり、アメリカにいたのです。共同創立者の高崎も、MITメディアラボで客員研究員をしていました。私達はサンフランシスコで打ち合わせがあるため、9月11日にUA93便に乗る予定だったのです。
ところが、9月10日のニュージャージーで予定していた打ち合わせが延期となり、3日前にキャンセルをしていました。そして、運命のあの日・・・。その日以来、アメリカではイスラム教の人々やアラブの人々に対して「不気味」「怖い」から排除しよう、といったヘイトの声が公共の電波も含めて多く聞かれているのを目の当たりにして、イラン人やイラク人の友人・知人がいた私達は危機感を持ちました。
「国」というのも個人の集合体。その中には、いい人もいれば悪い人もいる。
世界のこども達が知り合える場所があれば、すべての「OO人」などといったステレオタイプ的なものの見方が減るのではないか?その為に何かできることはないか?・・・という疑問がすべての始まりでした。